東京電力会長が福島第一原発1~4号機を「廃止せざるを得ない」とし、「廃炉」を明言したとの報道がありました。
追い討ちをかけて、枝野官房長官は、残る5,6号機の存続の是非についても「社会的な見方ははっきりしている」とのことで「廃炉」にすべきとの見解を示しました。
さて、まずは現状の状況打開と改善に向けての最善の努力が必要な訳ですが、ある程度収束したとしても、その後、「はい、ではこれにて福島原発は「廃炉」にします」と言って一件落着、とはいかないようなのですね、これが。
今迄無頓着だったくせして、これだけ問題になった今頃、原発の是非をとやかく言う資格は私にはないのかもしれませんが、かなり気になったので少しだけ調べてみました。
要は、一言で「廃炉」と言いますが、実際には「廃炉」にする為には莫大な費用と相当の年数が必要、ということのようです。

今から10年以上も前に亡くなられた方ですが、20年間原子力発電所の現場で働いていた、とされる方の意見がありましたので引用させて頂きます。

なぜ、原発は廃炉や解体ができないのでしょうか。それは、原発は水と蒸気で運転されているものなので、運転を止めてそのままに放置しておくと、すぐサビが来てボロボロになって、穴が開いて放射能が漏れてくるからです。原発は核燃料を入れて一回でも運転すると、放射能だらけになって、止めたままにしておくことも、廃炉、解体することもできないものになってしまうのです。
 先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。廃炉、解体ができないので、みんな「閉鎖」なんです。閉鎖とは発電を止めて、核燃料を取り出しておくことですが、ここからが大変です。
 放射能まみれになってしまった原発は、発電している時と同じように、水を入れて動かし続けなければなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないようにしなければなりません。放射能が無くなるまで、発電しているときと同じように監視し、管理をし続けなければならないのです。


詳細は、原発がどんなものか知ってほしい・廃炉も解体も出来ない原発をぜひご参照ください。
どこまでが事実なのかわかりませんが、ちょっとショッキングな内容です。
もう少し、私達一般庶民も真剣に考えるべきでした。
5、6号機存続の是非どころの問題ではないのかもしれません・・・

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