平成21年8月3日公布の法令改正により、外国為替証拠金取引(FX)を含む通貨関連デリバティブ取引の証拠金(レバレッジ)の規制が変更されました。
平成22年8月1日から最大レバレッジ50倍となっており、平成23年8月1日からは最大レバレッジ25倍に変更されます。
つまり、
ドル円を85円のレートで1万ドル買う場合、現在(平成23年1月時点)の最大レバレッジは50倍なので、
85円/ドル×1万ドル=850,000円・・・レバレッジ1倍の場合の必要証拠金
850,000円/50=17,000円・・・レバレッジ50倍の場合の必要証拠金
これが25倍になると、
850,000円/25=34,000円・・・レバレッジ25倍の場合の必要証拠金
となります。

外国為替(FX)で50,000円口座に入金してドル円を1万ドル買った場合、
レートが1円上昇すれば1万円キャピタルゲインをゲットできますが、
逆にレートが1円下落すれば、1万円の含み損を抱えることになります。
さらにレートが下がり(円高が進行し)購入レートから1円61銭下がると、
16,100円の含み損で、5万円-16,100円=33,900円、
口座残高が必要証拠金34,000円を下回ることになり、この時点でロスカット!
(厳密にはロスカットラインは取扱会社毎に異なるようです)

もともとロスカットという非常に便利で有効な機能があるにも関わらず、それを理解せずに莫大な損失を抱えてしまう方が続出した為の規制なのでしょうが、このような不条理な規制が投資家人口が増えない理由のひとつなのでしょう。

何はともあれ投資の基本はリスク管理です・・ね♪

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