ギリシャ再選挙で緊縮派勝利 再選挙で緊縮派の新民主主義党(ND)が勝利したことで、市場にはひとまず安心感が漂い始めてはいますが、ここからまた新たな戦いは続きます。
NDのサマラス党首は、再選挙で勝利すれば厳しい緊縮財政策の目標達成期限を2年遅らせるとの公約を打ち出していました。もちろん、EUとの合意の上での話ではなく、サマラス氏が選挙戦略として勝手に言い出したことです。急進左派連合のツィプラス党首が「ユーロに残って緊縮条件破棄!」と言っていたことに近いものも感じざるを得ません。
もともと、ギリシャは次の融資を受けるために2013・14年度の歳出削減策を6月末までに議会承認する必要がありますが、これ自体を否定する話にもなりかねません。

選挙前には、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のドムブレット理事が、ギリシャが緊縮財政策を実行しなければ、欧州連合(EU)などからの支援は行えないときっぱり。同理事は「ギリシャは、合意済みの緊縮策と構造改革を順守する必要がある。もしもも、でももない」と強調。「改革なしには、外部支援の根拠がなくなる。例外はない」と断言していました。

ところが、選挙当日には、最悪の事態を避ける為か、メルケル政権は、ギリシャの次期政権が欧州連合(EU)主導の救済プログラムの下で義務を果たす限り、支援条件として課している緊縮措置の緩和を認める姿勢も示唆したようです。
但し、「一つはっきりしていることは、条約が実質上有効でなければならないことだ。中止や再交渉は認められない」とも言っています。

いずれにせよNDのサマラス党首は、EU各国と「2年遅らせる」交渉をしなければなりません。
やはり問題はドイツの国民で、また「ギリシャが食い逃げ」すると反発は必至。
メルケル首相はギリシャとドイツ国民との板挟みに再び苦しみ、こちらも熱い戦いが続きます。


とりあえず再選挙という第一関門を突破した形のギリシャ、奇しくも現在行われていサッカーのEURO2012でも大方の予想を覆してギリシャがグループリーグを突破。ベスト4をかけての決勝トーナメント1回戦、相手は難敵のドイツ。ここでも熱い戦いが続きます・・・
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