ギリシャ再選挙
いよいよ17日にギリシャの再選挙が行われます。
前回5月6日の選挙までの連立与党であり、EUとの約束である緊縮財政路線の継続を主張する新民主主義党(ND)とこの緊縮財政路線に真っ向反対する急進左派連合(SYRIZA)との争いは混迷を極めている様子。
ギリシャは本当にユーロ離脱への道を選択してしまうのでしょうか?
NDのサマラス党首は、EUとの約束を破ることは次回1,300億ユーロの融資を放棄することになり、ユーロ離脱、即ちドラクマに戻ることになる。暴落することが目に見えているドラクマを復活させてまで、今よりもさらにひどくなるであろう経済情勢、労働環境を望むのか?それがギリシャの未来の為になるのか?
と悲痛なトーンで選挙戦を戦っています。

対するSYRIZAのツィプラス党首は緊縮財政の白紙撤回を掲げて前回選挙で躍進した勢いそのままに、若者や都市部を中心にさらに支持層を拡大中とも言われます。しかし一方でユーロからの離脱は望んでいないようで、「1カ国でもユーロから離脱すればユーロ圏は崩壊する。次回融資を実行しないのならユーロは即座に崩壊すべき」と虫のいい、おどしのような発言も聞かれます。

冷静に判断し始める国民も増え始めてはいるようですが、
悩めるギリシャ国民のなかには、ギリシャがユーロを離脱する前に自分がギリシャを脱出しようと考え始める人も出てきているようです。アメリカへ移住者は年1.5倍のペースで増加中とのこと。

当然、資金の流出も続き、以前は富裕層からの資金移動が多かったものの、最近では中間層の資金も海外銀行へ流出し始めているようです。
ユーロを使わずに地域独自通貨を発行する地域もあるという混乱ぶり。

しかし、実際には国民の8割がユーロ離脱を望んでいないという調査結果もあります。

世論調査では25%の支持率でNDがわずかにリード、という結果もあるようですが、どこまで実体を反映しているのかは不明。
300議席×25%=75議席。第一党に与えられるボーナスポイントの50議席をプラスして、125議席。
過半数には及びません。
結局連立が組めるかどうかにかかってきそうな状況です。
以前の連立与党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が26議席(9%)取るか、その他野党のNDへの歩み寄りで不足分を確保できれば良いですが。

もちろん、この逆のパターンでSYRIZA+連立で過半数の可能性も消えません。


どちらが勝利しても、いずれはユーロ離脱へ、と見る向きもあります。
必要なのは「強い指導者による改革断行」ということです。
どこかの国で言われていることも同じです。

さて、日本時間18日、月曜日の昼過ぎ頃でしょうか、
ギリシャの進むべき道が見えてくるのは・・・

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