ドイツ・ブンデスリーガ、ボルシア・ドルトムントの2連覇達成に大きく貢献した日本の若きエース、香川真司の動向に注目が集まります。
スペイン、イングランド、イタリアのトップリーグからも注目を集め、イタリアのACミラン、イングランドのマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルなど具体的なビッグ・クラブ名も出始め、ドルトムントの年俸2倍(300万ユーロ)の3年間の契約延長オファーを保留した状態が続いています。
サッカー選手の移籍報道は最後の最後まで予断を許さない場合が多いようですが、ここに来てようやくドルトムントも香川のプレミア移籍を受け入れ?との報道も出始め、マンU移籍決定に向けて水面下の交渉が続いている模様です。
既に報道されている年俸550万ユーロ(約5億9千万円)の年契約が現実となる日も近いのかもしれません。

ここ数年、特に香川がドルトムントに移籍してからのこの2年間は日本人選手のドイツへの移籍ラッシュが続きましたが、イングランドのプレミアリーグで活躍する日本人選手はまだまだ、という状況です。 アーセナルからレンタル移籍中のボルトン、宮市の注目度は高いものの、プレミア残留争いのなか、将来有望ないきのいい若手が入ってきた、という範疇を超えきれません。

かつては、西澤、稲本、戸田、川口、中田英寿らが、1シーズン毎に入れ替わり立ち代り在籍こそすれ、目立った活躍もないまま去っていくケースが多かったようです。プレミアリーグではEU圏外選手に対して厳しい条件が課せられており、過去2年間の国際Aマッチの75%以上に出場していること、自国がFIFAランク70位以内であること、が必要。
この条件の為に以前、宮本恒靖やサントスなどの移籍が成立しなかったこともあります。

日本人選手の場合、このAマッチ75%以上、という条件以前に、そもそも現在スペインと並ぶ世界の2大リーグとも言われるプレミアリーグにおいて、「助っ人」足りうるか?とう問題が一番大きかったのではないでしょうか。

名実ともに条件をクリアしてのビッグ・クラブへの移籍が現実となれば、香川選手には、ぜひともそこでの活躍に期待したいものです。